アタシのお店にはカラオケがあるんだけど、その機能のひとつに
「採点ギャルモード」
ってのがあるのよね。
歌い終わって画面が変わり、裸の女の子の全身にかかっているモザイクがどんどん消えていって、高得点になればなるほど全裸に近くなるというシロモノ。
そりゃ、お喜びになる男性客はたくさんいらっしゃるわよ。
無論アタシには興味無し!
でね、カラオケの営業マンにこう聞いたの。
「男の子バージョンは無いの?」って。
ポカンとした後で「それはちょっと・・・。」だと。
「それはちょっと何なのよっ!」
ま、これは怒っていたわけでもなく、困らせようとしたわけでもないのよ。
アタシがここでよく書いている、無意識にうちに社会が男性主体になっているのだということを分かってほしかったの。
男にとって“裸の女を拝めることは嬉しかろう”という発想が短絡的だとも思うけど、
それよりも、酒場そのものが男の為にあるという前提が見えるのが、アタシはちょっと不満なの。
実際アタシのお店は半数が女性客だし、ホストクラブのお客様は殆どが女性でしょ?
ゲイバー(ゲイだけが入店できるお店)だったら一切使われない機能よね。
ま、実際に男の子バージョンを作るのには新たにコストが発生するわけだから、少数派のリクエストには応じきれないんでしょうけどね。
エロは男の為だけにあらず!
ということを男性諸氏にご理解いただきたいの。