その1では、“多数派=普通”というのは間違い、というお話をしたわ。
でも、徐々にマイノリティ(少数派)に対して、理解のある社会になってきているわよね。
色んな差別用語も今や撤廃されたわ。
例えば「め○ら」は視覚障害者と呼んでいますよね。
アタシの友人にもいます。
でも、彼を紹介する時に、本人を前にして「この人、視覚障害者なんですよ。」とは言えないわよ。
だって、言葉に愛情がないし、真っ先に言うことでもないでしょう?
誰かがアタシを紹介する時に「この方、同性愛者なんですよ。」って言われたらとっても不愉快だわ。
大抵、話が少し進んだところで自分から「実はゲイなんですよ。」って言っているわね。
言っておいた方が気が楽だもん。
性同一性障害の方々はもっと深刻だと思うの。
今のところそれ以外に呼び方がないもの。
「私、性同一性障害なんです。」
これを言わなくてはならない時、胸を引き裂かれる思いでしょうね。
でも、ゲイもレズビアンも所詮英語。
因みに今はセクシャルマイノリティー(あら、これも英語だわね)を”GLBT“と言うのが一般化しつつあるの。
G=ゲイ
L=レズビアン
B=バイセクシャル
T=トランスセクシャル
だけど、これもアタシにはピンとこないなぁ。
“OPEC”とか“ASEAN”とか、何の略か書きなさいっていう社会のテストみたいじゃないのよっ!
“G”のアタシがピンとこないんだもの。
ノンケの皆さんには全く響いていないはずだわ。
マイノリティーはその呼び方(呼ばれ方と言ったほうがいいわね)にも敏感なものなのよ。
「同志」のような親しみと愛情のこもった呼び方、何かないかしらねぇ?
台湾同志 ~おしまい~