ここ性シュン2丁目では勿論のこと、自分のお店でも、ほぼ100%の友人にもゲイであることを隠していないアタシ。
でも、実は親兄弟には今でも隠しているの。
いけないことは何もしてないのにね・・・セクシャルマイノリティの辛いところなの。
隠し通す辛さ、カミングアウトする勇気、しかもカミングアウトしたところで理解が得られるとは限らないし・・・。
諸先輩に聞けば、ゲイに対してまだまだ世間の認識の低かった頃は「オンナも抱けないかたわ者」と言われたり、精神病院に連れていかれそうになったり、お祓いを受けさせられたりしたという話も聞いたわ。
「先祖にお詫びしろ」と仏壇の前に座らされた友人もいるのよ。
ノンケの方々には解らない苦労がアタシ達にはあるの。
年末に、ここでアタシの母のことについて語ったけれど、三度も嫁に行った母でしょう?
根性も据わってるし、アタシがゲイだなんて知ったところで「あら、やっぱり!」・・・とかそんなもんだろうなと思って、いよいよカミングアウトしようとしたことがあったの。
その方がお互い“楽”になれるんじゃないか?って思ったのよ。
“その前に先輩に相談!”と、2丁目(あ、新宿のね)のママを訪ねたの。
母の人間性について語り、母とより仲良くなる為にカミングアウトしたいのだ・・・と言ったところ、即座に「おやめなさい。」と言われたのよ!
とっても聡明なママさんだから、“どのようにカミングアウトしたら良いのか”をアドヴァイスしてくれるもんだと思っていたから、アタシはそう即答されて“キョトン”としちゃった。
するとね、何故カミングアウトをしない方が良いのかを熱く語ってくれたの。
アタシのカミングアウトする決意を一瞬で翻す、絶妙な言葉だったわ。
それはその2でねっ!