その1では、身体から入ることが多いゲイの交際の悲しい結末を、実体験から語ったけれど、こんな例えは如何かしら?
プレゼントって「何だろう?」ってワクワクしながら包装紙を開けるじゃない? いきなりのエッチって、最初から中身を見るようなものだから、ワクワクが持続しないんじゃないかしら。
“急いては事を仕損じる”・・・ってやつよ。
ついつい、やっちまうのよねぇ。
出会い系サイトで実際に会った経験がある方も結構いらっしゃるでしょうけど、その目的は、ほぼエッチでしょう?
“焼肉が食べたくなったとき”に利用すると言った女傑もいたわ。
「随分安いおまんこね。」って言ってやったわよっ!
ま、ご冗談でしょうけどね。
実はアタシもエッチ目的で出会い系(ゲイ向けのも沢山あるのよ)で知り合った男と会ったことが何度かあるの。
エッチの相性が良いと“付き合ってみたいな”と思ったりもするけど、終わった後は名前も聞かずに帰るわね。
お互い“そういうもの”と割り切って会っているから。
でも、その人と偶然にまたどこかで出会ったらどうするかしら?
「お久しぶりです。」って声をかけるかしら・・・。
かけないだろうな。別に愛したわけじゃないし。
ホントに愛していたのであれば、その人のことは忘れないし、幸せを願うはずよね。
色んな事情があって人は出会いと別れを繰り返すけれど、神様のいたずらでどこかでバッタリ再会した時に、どれだけ愛していたのかが分かるのよねぇ。
それをテーマにした歌が沢山あるじゃない。「別れても好きな人」もそうだし、竹内まりやの「駅」とかね。
そういう歌が流行るのは、口には出せない人間の欲の深さや弱さが根底にあるからだと思うの。
つづく