今年、生誕２９周年を迎えるキン肉マン。
ＤＶＤボックスが発売されたり、映画祭が行われたり、最近ではパチスロにまでなった。
そして、かつてキン肉マンが掲載されていた週刊少年ジャンプも創刊４０周年を向かえ、創刊４０周年企画として週刊少年ジャンプＮＯ．２９（６/１６（月）発売）にキン肉マンが新作として読切掲載されることになったのだ。

しかし今回の掲載は読切、すなわち１話しか掲載されない。
どういったストーリーになるかはわからないが、今までキン肉マンを読んだことが無い人たちや今の若い世代の少年少女たちには何が何やらわからないのではないか？
そんな、キン肉マンを知らない人たちのために、余計なお世話かもしれないがキン肉マンが掲載されるまで数回にわたって（アバウト）キン肉マンとはなんたるかを紹介したいと思う！

記念すべき第１回目は基本中の基本、キン肉マンを読む前に知っておきたい重要なキーワードについて解説する！

本名はキン肉スグル。キン肉星第５８代大王。
幼いころに母親に豚と間違われ、宇宙船の窓から捨てられて地球にやってきた。
ミートくんの登場により、キン肉マンが実はキン肉星の王子である事が分かる。
田園調布の空き地にキン肉ハウスなる、小屋を建てて住んでいる。

キン肉族は数ある超人達の頂点に君臨するとされる。
キン肉族にとって他人に素顔を見られることは死を意味する。

地球から５００億光年離れた大キン肉星雲に存在するキン肉マン、ミートくんらの故郷の星。
外見はキン肉マンの顔をしている。

ＪＩＳマークそっくりなキン肉族の証。キン肉マンはもちろん、運命の５王子にもある。
キン肉マンは左尻、５王子は背中、ミートは胸にある。

窮地にて発揮される潜在的な力。
感覚上の力ではなく、超人強度とは別に備えている力であり、発動中は超人強度が普段より遥かに高くなる。
後述の超人強度において火事場のクソ力は例外で、ピンチに陥ったときに限り数十倍のパワーを発揮できるうえにその数値は戦いのたびに成長しており、ザ・マシンガンズ対ヘル・ミッショネルズの決着時には７０００万パワーにも達していた。

キン肉マンが超人オリンピックに優勝後、世界の強豪達と戦うために遠征したハワイでプリンス・カメハメに授けられた技。 キン肉バスターなどもこれに含まれる。

４８の殺人技の一つで、プリンス・カメハメに伝授された（らしい）

首折・背骨折・股裂が一度に集結した完璧な必殺技とされる。
だが、強力な技ながらも、首のフックが甘いなどの弱点があり、「首のフックをはずす」「（受け手がパワー超人の場合は）体を左右に振って掛け手と受け手を逆転させる」などの手法で技を破ることが可能なことから、様々な返し技が研究・開発された。

テリーマンいわく、技にかけられている最中、フリーになっている足の反動を利用して上下の体勢を入れ替え、逆転することが可能だが、この返し技を可能とするには、キン肉バスターを仕掛けている側の10倍の超人強度を必要とするという。

前述のキン肉バスターはプリンス・カメハメに伝授されたものだったが、このキン肉ドライバーはキン肉マンの数少ないオリジナルホールド。
その威力はキン肉バスターを超える（バッファローマン談）。

前方から相手の股間に頭を入れて持ち上げ、空中で相手の両足首を掴み、両脚で相手の両腕の動きを封じた状態でキャンバス目掛け落下する。

キン肉マンとキン肉マングレートのタッグ、マッスル・ブラザーズが繰り出すキン肉バスターとキン肉ドライバーの合体技。ドッキングすることで、威力は２倍になる（らしい）

初期のキン肉マンは地球を征服しようと来襲してくる怪獣・宇宙人を相手に戦っていた。
その際、ニンニクを食べることで巨大化することが出来た。
牛乳を飲むとその効果は失われる。

牛丼愛好会なるものにも所属するほどの牛丼好きで知られる、言わずと知れたキン肉マンの大好物。 アニメでは吉野家の牛丼を好んで食べて食べていたが、漫画ではキン肉マンの好物は養老の滝の牛丼だった。（ただし登場は１度きり）

人間の能力を遥かに超えた者。キン肉マンやテリーマンのような生まれつきの超人というものもいれば、 ジェロニモやブロッケン一族のように、何かがきっかけで超人になった者もいる。
ウルトラマンやスーパーマンもこれに属する。

超人のパワーを示す値。単位は「○○パワー」。基本的に生まれてから数値が上下することはなく、超人の強さの目安になる。

しかし悪魔超人時代のバッファローマンは、０パワーから１０００万パワーの範囲で超人強度を自由に上げ下げできた。
パワーを落とすと非常に素早く動け、０パワーまで落とすと姿が見えなくなる。

また、超人強度１００万パワーのウォーズマンが両手にベアクローをはめ、２倍のジャンプをし、いつもの３倍の回転を加えて必殺技スクリュードライバーを放つと１２００万パワーを発揮した。（しかし結果として得られたのはバッファローマンの角を一本折るだけだったという事実から、実際には、気持ちの問題であった可能性が高い。） 超人強度は他の超人に分け与えることが可能で、死んだ超人を生き帰すことが可能。

凶器や卑劣な手段を用いるだけでなく、冷酷・冷徹・冷血の感情によって非道な攻撃をするファイト。場合によっては相手を殺すこともある。
「凶器を使わずにあれほどの残虐ファイトを」と言われることは、最上級のほめ言葉である。

主に正義超人における結束力。

正義の為に自分の力を使う超人。
初期は主に怪獣退治を行っており、スーパーヒーローとも呼ばれていた。地球に１０００人はいると言われている。
正義超人の友情は絶対であり、万一友情にヒビが入り始めると昔の名残でアイアン・スエット（鉄の汗）が流れ始める。

正義超人の中でも人気のあるロビンマスクやテリーマンなどはアイドル超人と呼ばれた。
リーダーはロビンマスク。

残虐ファイトを売りとする超人。
人類支配を企むなど邪悪な心を持つ者も多いが、ラーメンマンのようにリングを降りれば紳士という人物も存在する。
正義超人の祭典である超人オリンピックに参加できるなど、基本的には正義超人内の一部勢力である。
ラーメンマン、ブロッケンJr.、ウォーズマンも残虐超人と呼ばれた。

悪魔に身も心も血も売り渡し、大魔王サタンの下で悪魔のようなファイトをする超人。
相手が死亡するまで勝ち名乗りは受けない主義。

地獄の六騎士とも呼ばれる。（自称？） 数いる悪魔超人の中でも、特に優れた能力と高い超人パワーを持った６人の超人の総称。

あまりの強さに世間に見放され、天界に籠っていた超人。
あらゆる感情を超越したもっとも神に近い存在であると言われている。
「凶器を使ってはいけない」「敵に背中を見せてはいけない」「敗北は絶対に許されない」等厳しい掟がある。

成長するキン肉マンの火事場のクソ力に恐れをなした５人の邪悪の神によって仕向けられたキン肉星王位継承候補の５人の超人。 神のパワーを持つため全員１億パワーである。

超人の中から世界一を決めるために宇宙超人委員会が開く大会。本選の開催国はいつも日本。

正義超人のパワーの源となる２対のマスク。
その昔、キン肉族の先祖に授けられ、キン肉族はそのマスクの加護により正義超人のトップに立ったとされている。

ロビン戦法とは、他の若い超人に比べパワーの少ないロビンマスクが、体力の消耗を最小限に抑えて技を有効的に使う ことの出来る戦闘として用いられたロビンマスクならでは戦闘方法。
ロビン戦法その１「獲物は逃がすな！」ロビン戦法その２「相手の誘いには絶対に乗るな」などがある。

ゆで物理学とはゆでたまご独自の解釈で、現実の物理法則にそぐわない描写のことを言うファンの間で作られた造語。
有名なエピソードのひとつに「重い物ほど早く落下する」という理由でロビンスペシャルが破られているなどがある。

当時の週刊少年ジャンプ副編集長がモデルとされ、アニメでは解説者を務めた。あだ名の通りカツラ。
超人格闘技のイベントがある度に、妻の公子を質屋に入れており「女房を質に入れてでも～」は名（迷）言。