第２の中洲地区、壊滅へ

福岡市博多にある雑餉隈地区は「第２の中洲地区」と呼ばれるほどの風俗店街である。

この福岡雑餉隈地区が、福岡県警により行われた計２３９回による立ち入り捜査により、無許可で営業していた性風俗店がすべて閉鎖し、ほぼ壊滅状態となった。

福岡県警によると「同地区は県風俗法施行条例で性風俗店の営業が禁じられており、県公安委員会による営業の許可は一切出てない。しかし、戦時中から「青線」と呼ばれる違法風俗街があり、九州一の歓楽街である博多区中洲より家賃が安いため、十数年前から無許可の性風俗店が増え、昨年３月の時点で５１の違法店舗を確認していた」という。

同地区は商店街のそばにあり、違法な性風俗店は小中学校の通学路にも乱立しており、住民からは「子供の教育に悪い」「朝から呼び込みの男が店先にいて怖い」といった苦情が相次いでいたという。

それをうけ、県警生活安全部特捜隊と博多署が４０人態勢で「集中取締り」を実施した！

その結果、風俗法違反容疑などで約２４０回の対置入り捜査をし、経営者ら１４人を逮捕。従業員も含め計５８人を書類送検。県条例の制定前から営業していた数店以外の風俗店は廃業に追い込まれ、事実上壊滅に至った。

それにより、住民からは「安心して買い物ができるようになった」など性風俗店の一掃を歓迎する声が上がっているという。商店街振興組合は「街を浄化したという長年の住民の願いがかない、県警の頑張りに感謝したい。今後は賑わいを取り戻すため、どういった街づくりにしていくか検討したい」と話している。

しかしそれだけの風俗店が廃業となったことで、空き店舗が目立ち、地元の一部商店主から「歓楽街が閑散として暗くなり、人通りが減った」という本音も漏れている。

違法営業はよくないが、それだけの風俗店街として栄えるという事は需要は非常に多かったものと思える。だが、性欲はそもそも、人間の３大欲の一つでもあり、「食欲」「睡眠欲」と同じく人間として当たり前のものだ。ならば何故、性欲を規制してしまうのだろうか？エイズや教育などの問題も多数あるが、性欲というものをもっと前向きに考えていくことはできないものだろうか？

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