壊滅から再生へ～埼玉・西川口～

ＪＲ西川口駅周辺（埼玉県川口市）の違法性風俗店は「西川口流」の呼び名で知られ、雑誌でも取り上げられるなど違法風俗の代名詞として有名でした。
埼玉県警によると、店舗型の違法性風俗店、通称「エステ」は０４年８月で約２００店に達していました。
そこで事態を重く見た埼玉県警が、違法な店に場所を貸すビルオーナーに直接指導し、悪質なオーナーを摘発したほか、制服警官によるパトロールを繰り返した結果、昨年１２月現在、確認されたのは６店舗。客を風俗店に紹介する「情報館」も、３月に約２０あった店舗がすべて姿を消し、「ほぼ壊滅」したと伝えられています。

しかしそれは新たな問題も生み出しました。
駅前で５０年近く不動産建築業を営む男性は駅前の６階建ての自社ビルのテナントはすべて退去。従業員の寮として使われていた近くのマンションも半分が空いてしまい、「街はきれいになったが、駅前は泣いている」と話します。
西川口１丁目の風俗店跡にも昨年８月、焼き鳥専門店が開店、週末は大勢の客でにぎわうなど、少しずつ変化はあるものの、まだまだ地元経済には陰りがみえます。

まず埼玉・西川口の違法風俗店の一斉摘発の話ですが、違法性風俗店だけ２００店に達していたとは…。
それにきちんと届出をしているお店も当然あるだろうからその合計は一体どれくらいだったのだろうか？
まさに埼玉を代表する風俗街・西川口といったところだろうか。
またこの街は「西川口流」とか「NK流」などと言われる違法サービスが受けられることが雑誌やネットで有名となっていたため、警察もいつまでも黙っているわけにはいかなかったのでしょう。それに違法行為が取り締まられるのは当然のことでこの一斉摘発は意義のあることだと思う。
しかし街の浄化による地域経済への影響は予想外だっただろう。
風俗と共存共栄してきた街だから違法風俗を排除した形で、また埼玉の風俗を牽引する街になって欲しいと願うばかりである。

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