ネットカフェの実態

近年インターネットが一般家庭にも普及しているわけだが、それに伴い"不正アクセス"も増えている。
この"不正アクセス"という言葉、知っているだろうか？

他人のＩＤやパスワードを利用し、不正にコンピューターやサイトに侵入し悪さをすることだ。
中には"クラッカー"と呼ばれる不正アクセスのプロも存在する。クラッカーはスパイウェア等、様々な手法を使い他人のコンピューターへと侵入してくる。企業のコンピューターに進入されればそれこそひどい被害を受けることもある。

その"不正アクセス"の多くが、みんなも一度は使った事のあるだろうインターネットカフェから行われているという。
警視庁はそれを受け、ネットカフェの営業実態を把握するよう全国の警察本部に通達を出した。

ネットカフェの問題点としては以下

詳しくはこう

１． 本人確認を行わない店のパソコンが犯罪に悪用される。
２． 家出した青少年が寝泊りするケースがある。
３． 風俗営業法の許可を取らずに個室客室を設けている店舗がある。

各警察本部は店の情報セキュリティー対策や店舗の構造などを把握し、「インタネットカフェ連絡協議会」のような組織を作り、店側との連携を進めるように指示している。

最近の不正アクセスの被害では、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「mixi」を運営するミクシィの求人サイト「Find Job!」が不正アクセスをうけ、２０時間以上サイトを停止するということがあった。
この不正アクセスは「DDoS(分散型サービス拒否攻撃)」と呼ばれるもので、インターネット上の複数のマシンから一斉にアクセスすることにより、Webサーバーの負荷やネットワークのトラフィックを増大させてサービス提供を困難にするというもの。

身近な例では、オンラインゲーム。
オンラインゲームの中にはお金を支払って装備やアイテムを買ったりするものもあり、ＩＤやパスワードを抜かれてしまえば、そのアイテム等も持っていかれてしまったりもする。

セキュリティーももちろん進化していくのだが、進化とともにクラッカーの技術も進化していく。
完璧なものはないといえばないのだが、そういう存在があるという事を知る事がまず第一歩のセキュリティーとなり、もし不正アクセスを受けた場合の対応なども学んでおく必要がある。