白毛馬の「ユキチャン」という馬をご存知だと思います。
先日の交流重賞を勝ってますます有名になりました。
この白毛というのは極めて珍しい毛色です。
これまで、日本ではわずか18頭しか生まれていません。(サラブレッド)
お母さんの「シラユキヒメ」はやはり白毛です。父はサンデーサイレンス(青鹿毛)、母は鹿毛でしたが、突然変異で白毛として生まれました。
中央競馬で9戦しましたが、未勝利に終わりました。
引退後に繁殖牝馬として今年まで5頭を出産し、うち4頭が白毛です。
自身を含め5頭の白毛家族。18頭中の5頭ですからスゴイじゃないですか!
ところで、日本軽種馬登録協会で定めた毛色は以下のようになっています。
多い順に・・・鹿毛・栗毛・黒鹿毛・葦毛・青鹿毛・栃栗毛・青毛・白毛。
ここで、「おや?」と思われた方もいるんじゃないでしょうか。
そうです。黒毛というのはいません。というよりありません。
黒毛は和牛だけというワケですな、モ~すいません。
ちなみに、英語でいう「black」にあたるのは「青毛」です。
馬の毛色に関する話と言えばもうひとつ、
「夏場は葦毛が狙いだよ・・・」
そんな話を耳にすることがあります。
これは、「葦毛(gray)は日光を反射しやすいから馬が暑がらないのだ。」
というもっともらしい説からきています。
さて、これは本当なのか?
サラブレッドの約7%が葦毛馬と言われていますが、夏場にそれらの勝率や連対率が実際にアップするのか?そういった統計がありません。
ということはいわゆるマユツバじゃないか?とも思うワケです。
ここらは今後自身で検証していかなければならないのかもしれません。
そして、「夏場の白毛はどうなのか?」これも課題のひとつでしょう。
問題は、サンプルが少ないところですね。
なんせJRAの白毛現役競走馬って、たった3頭しかいないんですもん。
茂雄
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