競馬予想で大切な事のひとつに「パドック」があります。
レース前に出走する馬が歩いている姿を見るのです。
馬の体形を見て、そのレースの距離・馬場に合うか?
さらにその日、出走各馬の体調や気分をチェックするわけです。
レース直前の状態を把握することが重要である事は容易に想像がつくと思います。
そんなパドックですが、時々オカシナ馬を目にすることがあります。
ちんこ勃起状態で歩いている馬です。
実際に見たことがある方はご存知でしょうが、これがまたデカイのなんのって・・・
馬の後脚の間から胴体の中ほどゼッケンの下に伸びるアレ。
ちょっと恐ろしい気さえします。
大きなちんこを「馬なみ」と言いますが、実にウマイこと言ったものですね。
このような様を競馬では「馬っけ」と呼んでいます。
これから大切なレース(少なくともニンゲンにとっては・・・)だというのに勃起状態。
たいがいの場合そんな馬は凡走します。
走ることよりアッチ方面に気持ちが向かっているのですから当然です。
ですから、通常パドックで「馬っけ」を出している馬は評価を下げます。
ところが、ごくまれに「馬っけ」を出して激走してしまう馬もいます。
それを目撃したのは天下の国際GⅠジャパンカップでした。
英国からやってきたストラデチックチョイスという、アナウンサーも当日の実況で噛んでしまったという馬です。
パドックでは、海外からやってきた馬主たちがきらびやかな衣装に身を包み中央部分で談笑しています。そのまわりを歩く世界の強豪馬たち。普段とは違う高貴な雰囲気、さながら英国やフランスといった本場の競馬場のようです。
そこへ、ちんこ勃起状態世界の馬っけ大王が登場。場内は失笑に包まれました。
その馬主は愛馬の情けない様子に顔を赤らめ、ジャパンカップでの凡走を覚悟したのではないでしょうか。実際にオッズも10番人気にまで下降しました。
そして向かえたレース。
この勃起大王は、世の嘲笑をよそに3着と好走してしまいました。
その年の凱旋門賞馬と同着ですから立派なもんです。
みなさんも競馬場に行ったらパドックにも足を運んでみてはいかがでしょうか?
ナニかおもしろいモノを見ることができるかもしれませんよ。
茂雄
うまなみTOP | | |