種牡馬界のスケベ=性豪№1は誰か?本日はこれについて考察しましょう。
一言にスケベ№1と言っても選定基準がないので、勝手に次の3点を基準にしました。
もう少し細かく基準について解説します。
まずは①ですが、より多くの牝馬に種を付けたから№1とは必ずしも言えません。なぜなら、近年は獣医学の進歩により、1発受胎の確率が飛躍的に向上したからです。かつては、1頭の牝馬に数回種付けするというのはごく普通に行われていました。仮に平均2回ずつ種付けをしていたら2倍の精力が必要だったというわけです。
次に、②長期間種付けです。トップランクの種牡馬として君臨したか否かという点は重要ですが、それだけ長きに渡って種付けを飽きもせず続けられたということもいえるわけです。こりゃまさに天性のスケベ=性豪かもしれません。
また、オノレの魅力で牝馬をコーフンに導く男伊達というのも大切な選定基準のひとつです。通常は、アテ馬という牝馬をソノ気にさせる係がいるのですが、その力を借りるまでもないスケベSEXY馬。これこそスケベ大将だと思うのです。
以上のような条件でのスケベ№1決定戦、まずは部門賞から発表します。
☆年間最多種付け賞:キングカメハメハ(256頭・2006年)
☆最長期間種付け賞:ノーザンテースト(‘76~‘00)
ところでキングカメハメハ、この名前にして年間最多種付け賞受賞。これは審査員特別賞も追加しなきゃいけませんね。重ねて受賞おめでとうございます。
そして栄えある総合優勝は・・・チャイナロックです。
この馬は、1953年英国生まれで1960年に種牡馬として輸入されました。以来29歳まで1300頭以上の牝馬と交配されました。年間最大134頭に種付けしましたが、現在ほど獣医学が発達していない時代ですから、先般の単純計算式に照らせば260頭以上となり、キングカメハメハを上回ります。また、亡くなった29歳時にさえ種付けを行っていました。特筆すべきはアテ馬いらずだったという点です。自分で牝馬を発情させる色男=SEX好きでした。実際当時を知る関係者は、この馬を超えるスケベ馬は今もっていないと語っているそうです。
というわけで、スケベ №1in Japan はチャイナロックに決定!
茂雄
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