今年から、東京・ダート2100m(左回り)から阪神・ダート1800m(右回り)になった。
海外招待馬(殊にアメリカ)が1800m以下のレース中心ということで、それらを参加しやすくしたかったというのがJRAの真意だろう。逆に、左回りのレースしかないアメリカ馬にとって右回りへの変更は不利とも言える。
また、国内のマイラーも距離短縮でこのレースに食指を動かすことになった。ともあれ過去のデータを鵜呑みにできなくなったことに間違いはない。
さて馬券だが、メンバー中実績の抜けた⑥ヴァーミリアンを無視する訳にはいかない。
どんな距離にも対応してきた同馬、実際に今年はマイルのGⅠ・フェブラリーS、一昨年は2100mのGⅠ・JCダートも制した。
日本馬の総大将はこの馬で間違いない。また、同馬と前走好勝負した⑦サクセスブロッケン⑤メイショウトウコンの力も中々のもの。
力ということでは、前走2年4ヶ月ぶりに復帰した⑩カネヒキリもJCダートのウイナーだし、⑫ブルーコンコルドも2000mのGⅠを制している。盲点は、5頭とも阪神の1800mは初体験というところだろう。
阪神実績のある馬はどうか?阪神での重賞勝ちがあるのは③サンライズバッカス①ワンダースピード。ただしこの2頭の阪神実績は1800m以外でのものという点は強調できないところ。
また、いずれも展開に左右される追込み馬であるという点も信頼度は低い。唯一阪神・ダート1800m2戦2連対の馬がいる。8歳牝馬④メイショウバトラーだ。ただし、それは未勝利時代でのものだ。
一方の外国馬はどうか。今年はアメリカから3頭が参戦する。
国際レート№1は⑬マストトラックだが、今年はオールウェザートラックで競争してきた点、アメリカ馬に総じて言えるのだが右回りは初めてという点が気になる。
3歳馬⑧ティンカップチャリスは典型的な逃げ馬。今回は多くの逃げ馬が参戦しており、辛い展開になりそうだ。
もう1頭は②フロストジャイアント。欧州の芝でデビューし、ダートは3戦2勝・GⅠ1勝と底を見せていない点は魅力がある。外国馬ならこれがコワイ。
結論は◎⑥ヴァーミリアンから。
好配当を狙うなら⑫ブルーコンコルド、大穴で米国馬②フロストジャイアント、④メイショウバトラーなどへも手を広げるとおもしろいだろう。
オカルト太郎
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