「桜」ではちょっと熱く語っちゃったけど、
「人生を変えた一言」ってのが誰にでも有ると思うの。
そんなアタシの諸先輩のアドヴァイスを、今回もお裾分けしちゃうわね。
アタシはお店でほぼ毎日着物を着ているの。
これは去年のこと、桜満開の時期にピンクの着物を着てたのよね。
そしたら、茶道なども嗜まれるとあるお客様に「なぜ、今日ピンクを着ているの?」って訊かれたの。
「だって、桜が咲いてるじゃない!」
その問いかけが意味することも推し量らずに堂々と即答した、浅はかなア・タ・シ。
桜満開にピンクの衣裳は“Too Much”だということだったのよ!!
もし、桜を表現するのにそれを着るのなら、お客様に「あぁ、そろそろ桜の時期だな。」と季節を感じてもらえるように咲き始めに着て、葉桜になる頃に“名残を惜しんで”もう一度着る。
それが日本の“侘び寂び”なのだと・・・・・・。
「恐れ入りましたっ!!」
着物に関して語る機会も持とうかな?って考えているんだけど、着物って実に季節に連動(しかも、やや先取り)した、素材、色、柄を、着る側もそして見る側にも楽しませる素晴らしい文化。
しかも、ちょっとエロチック!
着物のみならず、日本の国力が弱まった今こそ、和文化に回帰する必要があるようにアタシは感じているの。
ピンクの着物 ~おしまい~